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刑法208条の2

昨日ニュースで見たのですが
埼玉県熊谷市で平成20年に起きた
酒に酔った男が乗用車を運転して衝突事故を起こし8人を死傷させた事件で

さいたま地検が、同乗者を危険運転致死傷罪の幇助で起訴したそうな。
危険運転致死の幇助なんて初めて聞いたので
びっくりしていろんなニュースを少し調べてみました。


報道によると、1審の認定事実は
運転者X(危険運転致死で起訴され1審懲役16年、控訴中)と
同乗していたAとBは、3人で居酒屋で5時間以上も飲酒した後
自動車を運転して帰ろうとしていたところ
Xは40km/h制限の道路を100~120km/hで走行したうえ
センターラインをオーバーし、対向車2台と衝突。
あわせて9人が死傷。


うーむ。確かに悪質だ。

今回はそのAとBが危険運転の幇助で起訴されたわけですが
こりゃ共同正犯ではいけないのだろうか。
遺族は共同正犯での起訴を望んでいたそうですが。

ただAとBは、危険運転致死の実行行為を分担したわけではないから
共謀共同正犯ということになるのでしょうが
判例のとる間接正犯類似説によると
今回は「対等型」なだけに
AとBがXの行為を支配して結果を実現した、というのは
ちょっとつらいところもある、ということでしょうか・・・。


幇助犯で起訴するにしても
因果性・従属性・類型性が必要。
Xに違法性阻却事由がない以上、従属性はあるので
残る要件は因果性と類型性でしょうか。

①AとBがXの運転を止めなかったことがXの危険運転を容易にしたといえるのか
②AとBはXがアルコールで正常運転が困難なことを認識し、それを助ける意図があったか

が、争点になるのでしょうか。
裁判員裁判になるようですし
今後に注目です。
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Author:messy
4月から某ロースクールに通います。

「進むも地獄、退くも地獄」のロースクールでの日々を書いていきたいです。

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